サジェストグループ分けツール ドキュメント

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サジェストグループ分けツールの概要

サジェストグループ分けツールは、検索キーワード(サジェスト)をグループ分けするためのツールです。

Webサイトを作る際、検索キーワードをコンテンツ分けしていく必要があります。(ページ分け)
このコンテンツのまとまりが不適切だと、グーグルからよい評価を受けることができません。

サジェストグループ分けツールを使ってコンテンツ分けをすることで、 コンテンツ分けをほぼ自動でしてくれるだけでなく、グーグルからの高い評価も期待できます。

サジェストについて少し

サジェスト(suggest)とは本来、提案という意味です。

グーグル検索ボックスに文字を入力すると、それに続くキーワードの一覧が表示されます。
これは適当に表示されているわけではなく、これまでグーグルで検索されたキーワードを元に提案が表示されます。

この例だと、「ピザポテト」と入力すると「ピザポテト カロリー」といったキーワードが提案されますが、 言い換えれば「ピザポテト カロリー」というキーワードでも検索されていますよ、 カロリーについて知りたいですか?とグーグルが提案しているわけです。

これを利用することで、あるキーワードに対して関連するキーワードは何か?について調べたい時には、 「ピザポテト カロリー」のような提案、つまりサジェストがヒントになるわけです。

そのため、Webマーケティングをする人たちの間では、「検索キーワード=サジェスト」といったように、 2つの言葉が同じ意味で使われることがしばしばあります。

サジェストグループ分けツールは、「検索キーワードグループ分けツール」と言い換えることもできます。

手作業 vs サジェストグループ分けツール

この章でお伝えしたいことは、手作業でサジェストをグループ分けするのは現実的ではないですよ、ということです。
なぜなら、時間があまりにもかかりすぎる割に、手作業でのメリットが得られないからです。

手作業でサジェストをグループ分けする場合

手作業でのグループ分けは、次のような手順になります。

  1. サジェストを取得
  2. サジェスト1つずつグーグル検索し、表示されるサイトを確認
  3. グーグル検索結果が同じになるキーワードは同じグループとみなす
  4. 手順2と手順3をサジェストの数だけ繰り返す(200サジェストなら200回)

サジェストの数が多くなってくると、グループ分けに何日もかかることはザラと言われています。
さらに、長時間集中力を要する作業を続けなければいけないため、次のようなデメリットがあります。

  • デメリット1:多くの時間を浪費する
  • デメリット2:ミスが発生し、不適切なグループ分けをしてしまう
  • デメリット3:作業の疲れからミスが無いか疑心暗鬼になってしまい、作業が進まなくなる

せっかく気合を入れてサイトを作り込んだのに、グーグルからよい評価がもらえなかったらどうでしょうか?

「こんなにがんばってサイトを作ったのに何故!?」と叫んだことがある方も多いのではないでしょうか?

長い時間をかけてサイトを作成しても、グループ分けの段階で間違いを犯してしまうと、 その後の努力が報われないものになってしまうということを知っておきましょう。

サジェストグループ分けツールを使って自動でグループ分けをする場合

サジェストグループ分けツールを使うと、次のような手順でグループ分けを行うことができます。

  1. サジェストを取得
  2. けんさくん を利用して比較表を作成 → サジェスト同士の関連度を数値化
  3. サジェストグループ分けツールを使う → 関連度が高いもの同士を自動でグルーピング

この方法だと、実作業10分程度でグループ化作業の全工程が完了します。
(実際にはけんさくんが自動で情報収集している際に待ち時間が発生しますが、 放置可能です。)

チュートリアル

本章では、けんさくんとサジェストグループ分けツールを使って、サジェストをグループ分けする手順を説明します。

けんさくんは有料ですが、月600円で利用できます。使用準備や基本的な使い方は公式サイトを確認して下さい。
このチュートリアルでは、けんさくんが既に使える状態である前提で進めていきます。

サジェストを取得

Keyword Toolにキーワードを入力すると、 グーグルで検索されているキーワード一覧を表示することができます。
(有料版に登録すると検索ボリュームも確認できるのですが、キーワード取得のみなら登録なしでも利用可能です。)

キーワード一覧が表示されたら、右下から「Copy/Export all」→「Copy to clipboard」を選択します。

これでサジェストがコピーされました。
コピーしたデータは、けんさくんに貼り付けて使用します。

けんさくんで比較表を作成する

取得したサジェストを けんさくん のキーワード列に貼り付けます。
「検索結果取得」ボタンを押して、しばらく待ちます。
※スクレイピング技術の特性上、結果が取得できるまでは数分〜数十分ほどかかります。

「検索結果取得 実行中!」の文字が消えたら検索終了です。

検索結果取得が終了したら、比較シートに移動して、「比較表作成」ボタンを押します。

B2セル以降に比較表が作成されたら、B2セルから表の右下までを選択してコピーします。

けんさくん比較表の読み方について少し

けんさくんで作成された比較表は、 サジェスト同士が互いにどれだけ関連しているかを0〜10のスコアで表しています。

たとえばスコア0は、グーグルで検索した時の結果が10件中1件も一致していません。
→つまり関連が全く無い、ということが読み取れます。
例:「ピザポテト カロリー」と「ピザポテト 辛い」は全く関連が無い

逆にスコア10だと、グーグルで検索した時の結果が10件中全て一致しています。
→つまり意味的に完全い一致、ということが読み取れます。
例:「ピザポテト カロリー」と「ピザポテト カロリー」は関連度100%(同じキーワードだから当然ですが)
(比較表の左上から右下に向かってスコア10が並んでいるのは、同じサジェスト同士の比較だから、というわけです。)

ではスコア5はどうか?というと、グーグルで検索した時の結果が10件中5件一致しています。
→つまりそこそこ関連している、ということになります。
例:「ピザポテト レシピ」と「ピザポテト アレンジ」はそこそこ関連

〜スコア10 意味的に完全に一致。同じコンテンツにまとめるべき。
スコア5〜9 意味的にそこそこ一致。同じコンテンツにまとめても良さそう。
スコア0〜5 意味的な一致は皆無。コンテンツとしては別にすべき。

サジェストグループ分けツールでグループ分けをする

サジェストグループ分けツールのページを開き、「けんさくん比較表」入力ボックスに貼り付けます。

「しきいち」はデフォルトの「5」のままにしておき、「グループ化実行」ボタンを押します。
するとグループ化結果が表示されます。

注意:サジェスト数によっては何百行・何百列の表が作成されます。

グループ化結果の見かた:

  • 「しきいち」で設定されている数値以上の関連スコアの部分は緑色で着色表示されます
  • 緑色のセルのが集まっている部分がグループのまとまりです
  • グループは左上から右下にかけての同じーワード同士の軸部分に集まります
  • 軸部分は他の関連スコアと区別するために「11」に変更されています

軸部分から離れた所に緑色のセルがある場合、2つ以上のグループに属することになります。
その場合は表左側の▲または▼を押して順番を入れ替えてどのグループに属するか調整します。

今回の例では、「ピザポテト 栄養素」は、栄養系のグループとカロリー系のグループのどちらにも属する可能性があり、 判断が必要です。

ただし今回は、グループが大きすぎるため、「しきいち」をデフォルトの「5」から「6」に変更して、 再度グループ化を実行してみましょう。

いい感じでまとまりました。

▲や▼による調整も完了したら、グループ化作業は完了です。
「Excel貼り付け用コピー」ボタンを押すとコピーできます。
ExcelやGoogleスプレッドシートに貼り付けて使用ください。

「しきいち」を調整しながらグループ化してみる

「しきいち」の初期値は「5」ですが、「4」や「3」を選択することでグループは大きなまとまりになります。
逆に「6」や「7」を選択するとグループのまとまりは小さくなります。

コンテンツを細かく分けたい場合は「6」や「7」を選択肢、極力まとめたい場合は「3」や「4」を指定する、 といった使い分けができます。

注意事項

  • けんさくんはにしひこ氏が開発・提供しているツールです。当サイトへのご質問はご遠慮ください。
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免責事項

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